高校教育 2014 9 28

 高校の勉強というと、
多くの人が数学の微分・積分を思い出すかもしれません。
しかも、苦い記憶として思い出す人が多いでしょう。
 しかしながら、微分・積分は、
その後の人生において、大きな分岐点となるのです。
微分・積分ができないと、科学者としての道を閉ざされてしまうからです。
理系を選択する場合は、微分・積分が必須となります。
 さて、微分・積分の教え方が悪くて、
数学が嫌いになってしまった学生が多いと思っています。
その結果、科学者としての道を閉ざされてしまった人が多いかもしれません。
 数学の教科書は、基本的に、
数学者による数学好きの人のために作られたようなものです。
だから、たいていの人は挫折してしまうのです。
 いきなり、数式や記号を並べられても、
たいていの高校生は、拒絶反応を示すでしょう。
 最初に、微分や積分の目的や利用方法を言葉で示す必要があるのです。
微分とは、線グラフの傾きを調べるためにある。
それで、線グラフの変化の仕方が分析できます。
あるいは、数式から、線グラフがどのような形になるかを推定するためにある。
 積分とは、面積や体積を計算するためにある。
そのため、公式の使い方を教えれば、小学生でも積分で面積を求められるでしょう。
 このように、最初は、言葉で、
微分・積分の目的や利用方法を説明してから、
ゆっくりと、数式や記号に入っていく本はあるかと調べてみたら、
ちょうどよい本がありました。
 書名 ライトノベルでわかる微分積分
 著者 野口 哲典  総合科学出版
 この本を全国の高校に教科書として配布すれば、
微分・積分が好きになる学生が激増するでしょう。
 この本の構成は、男子学生と女子学生の会話で微分・積分の話が進んでいきます。
しかも、恋愛小説にもなっていますので、退屈することなく読むことができます。
 また、社会人にとっては、教養として読むことができます。
ビジネスにおいて、数学的思考は、十分に役立ちます。
 身近にある微分・積分。
自動車のスピードメーターは、微分そのものでしょう。
走行距離のメーターは、積分でしょう。
































































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